コントラストのワナ?

雑記

今日は、とある本を読んで、はっ!と思った話題があるので、紹介します。

比較することで、、、

皆さんは、こんなことを行ったことはありますか?

バケツを用意して、片方には「ぬるま湯」、もう片方には「冷水」を入れる。

次に、右手を「冷水」入りバケツに1分間浸す。

そして、両方の手を「ぬるま湯」入りバケツに浸す。

どのように感じるでしょうか?左手は「暖かい」と感じ、右手は「熱い」と感じるのではないだろうか。しかし、同じぬるま湯です。

このように、人は、横に小さいものや高いもの、美しいものなど比較するものがあると、比較するものがないときよりも、さらに大きく、安く、醜く感じてしまうのです。

そのため、純粋な価値を判断することが難しくなるのです。

これを、「コントラストのワナ」と呼ばれています。

ワナにハマる例

では、例をいくつかみてみましょう。

600万円の新車を購入する場面を考えてみましょう。ディーラーの店員がオプションでレザーシートを30万円で勧めてきたとき、車の本体代に比べれば安いので、ついつい購入してしまうと、ワナにハマっている状態である。

もう一つ、

ある投資関係の銀行員が「この株は安いです。最高値の時より50%下がってます。」と言っていました。購入しますか?

おそらく、安い!と思って買う人もいるかもしれません。ですが、株は「安い」も「高い」もありません。株を買うときに重要なのが、どの企業か、購入した時から株価が上がるのかどうかということです。

最高値なんて更新するポテンシャルがある企業であれば良いですが、そのポテンシャルがない企業であれば、安値で買って、そのままということもあり得ますからね。

ということで、人は比較することで純粋な判断が難しくなるという例でした。

惑わされずに、冷静に判断したいものですね。

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