前節は連勝とならず引き分け。連戦の最後はホームでの戦いでした。
第10節の結果
第10節はホームで岡山戦でした。結果は、1-1で引き分け。ホームでの連敗はストップしましたが、勝ちきれずに終わりました。
試合前予想フォーメーション(Jリーグ公式)
https://www.jleague.jp/match/j2/2023/041602/live/#formation
前半
今節は蜂須賀選手が今季初スタメンで出場します。
試合開始からベガルタが主導権を握ります。自分達の距離感がよく、しっかりボールを運びながらリズムを作っていました。
相手がボールを持って進めようとするときにはしっかりプレスに行き、パスコースを消すことでしっかり奪いきれていました。
また、相手が最終ラインでボールを回すときには前線からプレスに行き、守備から良い攻撃に移行しているシーンが複数回ありました。
その中で、前半10分過ぎに相手のバックパスをナカジが追いかけ、GKまで戻させます。
ここで、GKへのパスが浮き、処理がうまくいかないところで、ボールに詰めて、GKの股の下を通すシュートで先制します。
前線から追いかけていた成果が結びついたシーンと思いました。
その後もベガルタがボールを握る中でリズムを作り、秋山選手が左右に顔を出して起点となったり、エヴェの惜しいシュートも出るなど攻撃の活性化が見られました。
また、ナカジのFKに中で郷家選手が頭で合わせるといったデザインされたであろうプレーも見られましたが、追加点とはなりませんでした。
守備面では相手のFWに仕事をさせず、決定機はCKのフリーでのヘッドくらいでしょうか。それくらいしっかり抑えていた印象です。
前半を1-0で終えます。
後半
後半開始前に内田選手が入ります。清水戦の時と同じタイミングでした。
前半と変わり、相手に押される形で試合に入ってしまいます。
ボールへプレスへ行くものの、かわされてしまうシーンがあり、相手に前線へボールを運ばれたり、裏抜けを作らせてしまう機会が増えました。
開始早々に相手に押される形で失点します。左サイドで菅田選手がクリアミスし、それを奪われ、ショートカウンターになり、マークがずれた形で中にクロスが入り、フリーの選手にシュートを打たれました。
センターフォワードへ1人マークについていましたが、その後にランニングしてきた選手へのマークは出来ず、フリートさせてしまいました。
左サイドでのクリアミスから全ては始まったと感じました。相手も狙っていたかもしれません。そんな匂いがしました。
失点の後もややベガルタが押される形でボールを握り進めるシーンもありましたが、連戦の疲れか少しパスがずれるシーンや長く持ちすぎて奪われるシーンが出てくるようになりました。
その中でもCKのこぼれ球からスルーで中に入り、最後はテテがシュートを放ちますが、相手のセーブに合います。
終盤は久しぶりに氣田選手が左に入り、ドリブルで攻撃を活性化させてくれました。
しかし、最後まで追加点が遠かったベガルタ。連戦の疲れもあり、最後はガス欠の感じで試合終了となります。
感想
これで、2試合連続引き分けです。ただ、ホームでの連敗をストップしたこと、連戦で負けなしで勝ち点を5積み上げたのはポジティブに捉えていいと思いました。
また連戦前と比べて、攻撃の形が見え、結果にもつながっている部分があるのは良い点だと感じています。
一方で、清水、岡山戦のように追加点を取れるであろうシーンがあり取りきれなかったのがもったいないと思いましたし、そこが課題で伸び代の部分かと推察します。
岡山戦は前半はいい形で試合に入れましたしいい時間帯で先制できたので、10試合の中で群馬戦に匹敵する前半だったのではないでしょうか。
ただ、相手も後半に修正して仕掛けてくるという部分でうまく試合をコントロールしたかったという感じでしょうか。
10試合を終えて、3勝4分3敗で12位。得点は11点で、失点は9になります。
なお、昨シーズンは5勝2分3敗で5位。得点は16点で、失点は15点でした。
失点は減っているというのはポジティブに捉えていいと思っています。あとは、引き分けをできるだけ勝ちに繋げていけるようになると順位は一桁になると考えます。
さて、次節はアウェーで藤枝戦です。J2に上がってきたクラブですが、ベガルタより順位は上です。舐めてかかってはいけないと思います。(誰もそんなこと思ってはいないと願います。
しっかり勝って、GWの連戦に臨みたいですね。
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