最下位相手に完全に取りこぼしの試合でした。
感想
最下位相手でも簡単に勝てないのがJ2。今回の試合はまさに「命拾いした」という内容でした。前節の勝利をさらに勢いにつなげるべき試合だっただけに、非常に勿体ない引き分けだったと思います。
入りから相手の出足に後手を踏み、セカンドボールも拾えず、前線の守備も簡単に剥がされてしまう展開でした。開始早々からクロスを何度も入れられ、その流れの中で失点を喫しました。ファーストクリアの後にDFが足を止めてしまい、2次攻撃に対応できなかったのは悔やまれる場面でした。前半終盤にはようやく攻撃が活性化し、相良選手のシュートなど惜しいシーンも生まれました。愛媛同様、仙台もサイド攻撃が有効だったように思います。
後半はボールを握る時間を増やし、シュート数でも相手を圧倒しました。決定機もGKとの1対1を2度迎え、CKも複数得ました。しかし結果的に得点は山内選手のPKによる1点だけ。シュート数の割に決め切れない展開は、ホーム富山戦を思い出させました。
クロス一辺倒になった時間帯もあり、相手に守りやすさを与えてしまった印象です。鎌田選手がドリブルからワンツーで切り込んだ場面のように、もっと変化を加えられればチャンスは広がったはず。そこは継続している改善ポイントだと思います。
勝ち点1を拾ったことは最低限の結果でしたが、首位との差は6に開きました。次節はその首位・水戸との直接対決です。いわゆる「6ポイントマッチ」です。ここを勝ち切れれば優勝争いに踏みとどまれるはず。逆に落とせば厳しくなるでしょう。夏場の戦いで課題も露呈しましたが、まだ可能性は十分に残されています。次節こそ真価が問われる一戦になります。
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