群馬戦の感想 ベガルタ仙台#203

いわき戦で勝利したベガルタ。最下位相手の試合でした。

感想

結果は引き分け。最下位相手に「取りこぼし」という結果になりましたが、J2は簡単なリーグではありません。「取りこぼし」と言うのは相手に失礼です。両チームとも真剣勝負で、この時期になると降格もかかっているので、どの試合も重要です。

今節はこれまで控えだった選手が多く起用され、メンバー変更がありましたが、「これでも勝てるぞ」という意気込みが感じられるスタメンでした。しかし、前半は相手ペースだったと言いますか、ベガルタが自分たちのリズムを掴めていなかったように思います。攻撃では右サイドでの連携でペナルティエリアに近づくシーンが見られましたが、最後の精度を欠き、決定機を作れないまま試合が進みました。

一方で、相手は守備からのカウンターや右サイド裏へのボールをうまく使い、こちらの攻撃を阻んでいたようです。守備では、特に奥山選手のボール奪取や先読みが素晴らしく、DF陣全体がしっかり守れていました。前半、何度かシュートやコーナーキックを得ましたが、得点には繋がりませんでした

後半、ナカジ選手が入り、前線でボールが収まるようになりましたが、逆にフィニッシュに持ち込むことが難しくなりました。クロスを入れる場面が何度もありましたが、相手にクリアされたり、ファーサイドに流れてしまったりするシーンが目立ちました。特に、左サイドのうっちー選手は終盤で疲れが見える中でも、クロスの精度を保って欲しいと感じました。

終盤にはエロン選手と郷家選手に決定機がありましたが、得点には至りませんでした。それまでの流れは良かっただけに、結果に結びつかず非常にもどかしかったです。一方、相手の決定機をGK林選手が防ぎ、アウェーでの勝ち点1を持ち帰ることができたのはポジティブな点だと思います。気になるのは、スプリントした時に筋肉系をやってしまったであろう、有田選手です。次節以降の出場は厳しそうな雰囲気が漂っていました。

シーズン終盤に差し掛かり、昇格や降格のかかるチームと、そうでないチームとの対戦は難しくなってきます。特に10月以降はそのような状況が増えるでしょう。相手が降格圏内にいるからといって油断せず、こうした難しい試合を勝ち切って、プレーオフ圏内をキープすることが必要です。

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