最近読んだ本で、特に若い人は誰しも悩んだことがある内容について、触れられていたので、紹介します。
考えることについて
私が最近読んだ本は、「自分のアタマで考えよう」です。
みなさんは自分の頭で考えていますか?
いや、当たり前に考えているよ!と言われるかもしれません。
実は、私は、これで悩んでいることがありましたので、いい振り返りになりました。
この本では、考えることについて、述べられています。
まずは、考える中で大切なことは、「知識に影響されずに思考していくこと」です。
よく、新人社員など頭がフレッシュな人にも会議に入ってもらい、意見をしてもらうということがあろうかと思います。
あるデータなどをみて、考える、、が、偏った意見しか出ない場合は、基本的に知識が邪魔をしています。新人社員に入ってもらうことで、偏りのない意見がもらえる可能性を期待します。
本では、日本のプロ野球の将来についてファンの年齢別の人数データからの考えについて記載されていました。
プロ野球を知っている人であれば、ファンの年齢層や現状を知っているので、ファン人口は減っていくことなどについて、日々のニュースや過去の出来事などから述べることができると思いますが、全く知らない人からすると、別の視点で、日本人で余裕資金を持っている人は中高年なので、今後はこの人たち向けのコンテンツを提供すれば、まだまだ伸びるなど考察が可能です。
知識が邪魔をしているからと言って、知識を蔑ろにしているわけではありません。思考の手助けをするものになります。考えるときに引き出しからその情報を取り出せると、いいアウトプットが出ることにつながりますので、日々、知識は増やしておく必要があります。
話は少し変わりますが、皆さんは、意思決定を含めて判断を迫られることがあろうかと思います。これは、仕事に限らずに日常生活を含めて、多くの判断をしています。
この中において、「考えること」は、集めた情報を加工して、結論を出すプロセスになります。
よって、「考えました!」と言いますが、「で、結論は?」とか「あなたの意見は?」とは言われたときに、しっかり自分の口で説明できなければ、考えたとは言えないということです。
私もなんとなく考えたものを提示して、結局ボツになったことが多くあります。上述のように結論を出すプロセスを疎かにすると、相手からの質問にも受けられず、やり直しということもあり得ます。
しっかり自分のアタマで考えるということは、持っている材料からアウトプットを生み出していくことですので、料理に通ずるものと思っております。料理も考えないと、美味しくできませんからね。
本には「比較すること」や「自分のフィルターを持つこと」など他にも書いてありましたが、私が特に重要だと感じたポイントを記載しました。
以上になります。
自分のアタマで考えよう 知識にだまされない思考の技術 [ ちきりん ] 価格:1,540円 |
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