藤枝戦の感想 ベガルタ仙台#204

前節の虚しい引き分けの後、ホームで連戦となります。連戦初戦は、まだリーグ戦で勝ったことがない藤枝戦です。

感想

2-3で敗戦。今シーズンも藤枝に勝てず、リーグ戦では苦戦が続いています。苦手意識というよりも、相手のスカウティングと1人のFWにやられた印象が強いです。前半から相手のポジショニングに苦労していたように感じました。また、ベガルタのプレスに対して相手は裏抜けのボールを多用しており、その結果が最初の失点につながったと思います。とはいえ、最初の失点は防げたとも言えるかもしれませんが、今となっては仕方ないですね。

前半30分過ぎまではセカンドボールを回収され続け、ボールを保持しても相手の戻りが早く、ギャップを作り出せず決定機を作れませんでした。そして、ペナルティエリア内で崩され、2失点目。これは相手を褒めるべきプレーでしたが、前の段階でボールを入れさせてしまったのは残念でした。それでも、重い雰囲気の中、松下選手の楔パスからワンタッチで崩し、最後は郷家選手がゴールを決めて1-2と追い上げたのは良かったです。こういうプレーを最初から見たかったですね。

審判の質についてはもう聞き飽きたという感じですが、この試合ではそれ以上に内容が重要だったと思います。後半は立ち上がりから勢いを期待しましたが、前半同様、相手に攻め込まれる時間が続きました。耐えた先にチャンスが訪れると信じてプレーし、しっかりと攻撃の圧力をかけていました。いくつか決定機もありましたが、相手GKの好セーブに阻まれ、得点を奪えない状況が続きます。

そして、攻撃に比重を置いている中で、またも同じFWに決められてしまいました。守備の人数は揃っていましたが、相手が一枚上手でしたね。1-3と2点差になり、厳しい状況になりましたが、選手交代でジョージ選手のクロスから武将がゴールを決めて2-3に。残りアディショナルタイム6分でしたが、相手も全員で守備ブロックを形成しており、名願選手のドリブルが効果的でしたが、最後のコンビネーションやシュート精度で相手を上回れず、試合終了となりました。

藤枝のスカウティングとこれまでの積み重ねが、試合の随所に現れていたと感じます。前半の早い段階で失点したのが全てだったかもしれませんが、相手にボールを握られながらも耐え続けていれば、後半のように得点のチャンスはあったでしょう。

前節の群馬戦では得点はありませんでしたが、今節では複数得点を奪い、久しぶりに武将の得点も生まれました。ジョージ選手のクロスも良かったし、郷家選手の冷静なフィニッシュも見事でした。今節負けたことで、岡山が勝ち、勝ち点は同じ51ですが得失点差で5位に後退です。残り7試合、簡単な算数の話で、最大21の勝ち点が積み上げられ、最高でも勝ち点は72。プレーオフ圏内も混沌としているので、9月の残り2試合は絶対に勝って6ポイントを積み上げたいところです。引き続き、応援していきます。

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