みなさん、運をどの程度信じていますか?投資においては、影響力を認識していないと、勘違いをしてしまいます。そんな、運の影響力について、本の内容を引用しつつ紹介します。
まぐれ
投資の世界では、時に起こりそうもない、あるいは不確実な結果が起きるという危険な賭けをした者が、天才のように評価されることがあります。
しかし、これは、幸運で得たものであり、実はスキルがあったからだと認識してるようでは愚か者になります。
おそらく、言っている意味はご理解いただいていると思います。
一時の「まぐれ」で素晴らしいパフォーマンスを示しても、同じようなパフォーマンスを継続することはほぼ不可能であり、基本的にはその時の環境やいいタイミングが重なっただけというものがほとんどです。
そして、時に「運」は「能力」と勘違いされ、「思い込み、憶測」が「知識、確信」へと勘違いされます。
どうして、そのようになるのでしょうか。。。。
投資家が、間違った理由や何も考えずに企業の株を購入し、その企業としていいニュースは出ないものの、市場全体の好調さに引っ張られて、その銘柄も上がることになり、最終的にいいパフォーマンスが得られたと錯覚するというのが代表例です。
投資判断をする際に、判断した結果が正しいか否かについては、結果から判断することができないため、この時の判断が間違っていたとしても、結果は良かったので勘違いが起きてきます。
このようなことから、もし、他人に自分の大切なお金を預けて、投資してもらうのであれば、その人の過去の投資データを確認しなければなりません。
足元が良くても、過去はダメだったかもしれないからです。要は一過性であった可能性を確認するのです。
結局は良い結果を出してもその時の判断・決断が必ずしも良いとは限らないのです。
運要素が非常に高く、結果から観て、問題なかったとミスリードになることが多いです。
みなさんはいかがですか?自分のその時の判断をメモしてますか?結果が良かったからと言って、スルーしてしまうと、何も成長しません。
一過性のパフォーマンスで喜んでいても、最終的に年単位でみると、マイナスになる可能性もあるのです。
まぐれということもあると、認識しつつ、自分の判断したものについては、記録しておくと、まぐれでプラスになったのか、自分のスキルでプラスになるものを選んだのか、、はっきりすると思います。
今回は運をしっかり知っておくことについて、紹介しました。
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