今回は、日本株に関して、会社四季報の達人が教えてくれる株の探し方についての本を読んだので、紹介します。
会社四季報とは
会社四季報は、企業情報のハンドブックです。ハンドブックと言っても、約2,000ページありますので、ブックという言い方が良いかもしれません。
この四季報では、日本の上場企業約3,700社を全て掲載しています。
3ヶ月に1回の割合で、東洋経済新報社から発行されています。
四季報を読んで4つ知ることができます。
・企業を知る
・企業の歴史を知る
・企業の今を知る
・企業の未来を知る
そして、四季報を読むと、次のことが学べます。
・四季報を使った企業分析手法の基本が学べる
・自分が選んだ上場企業を競合他社との比較分析を含めて実践できる。
・株式に投資するときの銘柄選定の基本やバリュエーションの基礎が学べる
自分も読んだことはあります。ただ、細かくて読み方がわからない。そして、全て読み込むのは不可能ということを知りました。
よって、指南書があるので、それを読んだ方が良いなと思いました。そして、一緒に10倍株なんてのを見つけられたらなんて思っている次第です。
四季報の見るポイント
会社四季報の見れば良い5つのブロックがあります。
・証券コード・社名
・業績予想記事、材料記事
・株式、財務、キャッシュフロー
・業績
・株価チャート、株式指標
これは、ネットでも検索できるのですが、競合他社もすぐ比較できる点が良いですね。
細かい文字でいろんなことが書かれていますが、まずは上記ポイントで読んでみると比較できて良いかもしれません。
10倍株の探し方とは
では、10倍株の探すポイントは?
・増収率が高い
一番重視するのは、急成長である。従い、20%以上の増収率が急成長と考えられている。
簡単に見極めるコツは、売上高が4年で2倍になっているかどうかである。
売上高の伸びに注目するのは、シンプルで、売上高なくして利益は存在しないからです。企業は、いかに売上高を伸ばすかにかかっており、それが株価に反映されます。
・営業利益率が高い
稼ぐ力を表す営業利益率に着目する必要がある。
営業利益率%=営業利益÷売上高×100
で求められる。
売上高は、人件費や広告費など販売管理費を引いていない。従い、本当の稼ぐ力を見るには営業利益率が重要になる。
では、どの程度であれば良いのかというと、おおよそ10%以上あれば優良と言われている。
これは、四季報に記載のある平均値で多少数値が変わることがあろうかと思うが、おおよそ、上記数値で良いと考えられる。
・オーナー経営者で筆頭株主
これは、経験則的な面もあるが、シンプルにいうと、人物像がわかるか?ということです。また、マネジメント面で信頼されているということもあります。
・上場5年以内
これも経験則的な面がありますが、上場5年以内というのが10倍株の可能性があるということです。これは、中小型株に当たりますね。
基本的には、独自性があるため、あくまで可能性ですので、必要条件というレベルですね。上のポイントが必要十分条件となります。
以上で、簡単ではありますが、10株の探し方でした。
新品価格 |
新品価格 |
コメント