投資家になるための常識2

投資

先日、投資家になるための常識として、思考の話をさせていただきましたが、今回は、「リスクについて理解する」ことに関して、記事にしました。時間がある方は、読んでみてください。

投資におけるリスクの理解とは?

前回に引き続き、参考となる本を読んでみると、リスクについてページを割いて書かれていました。

まず、投資とは、未来に対処することであり、未来のことが確実にわかる人はいないので、結局はリスクは避けられないのです。

つまり、リスクに対処することが、投資における必須の要素となります。

では、リスクに対処するためには?? どうすればいいのか。。。そこで、リスクを理解することから始まります。

リスク理解(評価)が重要ですが、その背景を示します。

① 人はリスクが大きい状況よりも小さい状況を選ぶことが基本前提となっているので、リスクがどれくらいで、自分がその絶対量を許容できるかどうかについては、判断する必要があります。

リスクに見合ったリターンがあるかどうかを判断する必要があります。

③ リターンそのものだけを見るのではなく、付随したリスクについても評価する必要があります。例えば、リターンをもたらしたのが、リスクの高い資産への投資だったのか、債券か、株式かなどなど。

リスクの高い投資とは?

リスク理解の重要性を確認したところで、普通にリスクを取ればその分のリターンが見込めると信じるものである。しかし、本当にそのように信じて良いのでしょうか?

リスクを横軸に、リターンを縦軸にとると、基本的には、右肩上がりの線が描かれます。しかし、これでは本当のリスクとリターンの関係を表していません。

では、本来の姿(言い方)とは??

リスクが高く高いリターンが見込めるのであれば、その投資へのリスクはないことになります。正確にいうのであれば、リスクが高い投資をする資産に対して、期待するリターンを公約として示すことになります。要は、見通しが実現するのは、どの程度?なのかがわかるようにするというものです。

そうなると、リスクとリターンの関係は、一概に右肩上がりの線だけでは言えなくなります。

長々と書いてしまい、もうわけないですが、つまり、リスクの高い投資というものは、先行きがより不確定な投資ということになります。

価格が公正であるという前提であれば、リスクの高い投資は次の3点が含まれます。

① 高い期待リターン

② リターンが低くなる可能性

③ 場合によっては損失が出る可能性

ということで、不確定性が高い投資がリスクの高い投資になります。言われてみると、確かにそうだな〜と思います。

リスクの定義は?

ここまで、リスクという言葉を使い、それを理解することやリスクの高い投資について勉強してきましたが、結局、投資家にとってのリスクの定義はなんだ?となります。

簡単にいうと、「資金を失う可能性」となります。

なるほど〜、的を得ていますね。

リスクの定義が上の文言であれば、市場では常にリスクが付き纏いますし、良い結果が出ても付随しているリスクを調べることに意味はありますね。

リスクへの対処

では、最後にリスクへの対処はどのようにすればいいのでしょうか?

結局、未来に起こりうるリスクのほとんどは、主観的です。そして、見えにくく、定量化しにくいです。

理由は、過去に起きたバブルなどの経験を元にするしかリスクへの対処方法を知らない場合、主観的でありますし、同じようなバブルなどのリスクが現れるかわかりません(不透明)ので、定量化も難しいです。

しかし、そのようなことを言われても。。。と思います。

そこで、ある状況下でリスクを感知することはできると思います。

① 本質的価値の安定性と信頼性

② 価格と本質かちの関係性

結局は、企業価値の本質をどれだけ理解できているか?によるということになります。そのためには、企業の社会的役割を含む内容、財務などを知る必要があります。

私たちは、ホームワークをして、企業価値を吟味して判断を下さなければ、リスクを最小にして投資をするこはできないということです。

短いですが、リスクについての話は以上になります。

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