今シーズンの最終戦。PO進出を自力で決定するために勝利が求められます。
感想
しっかり勝って、自力でPO進出を決めましたね。文句なしのPO進出です。6位ですが、昨シーズン16位のチームがここまで上がってきただけでも嬉しいですね。
大分は残留を決めているのとPO進出も関係ないというモチベーションの中ではありますが、連勝で勢いがありました。試合の入りは完全に大分の方が良く、ベガルタは受けに回る側になってしまいました。その中でもしっかり守れていたと思います。15分まではしっかり耐えて、そこから自分たちの時間を作れれば良いのではないかという思いで見ていました。
15分過ぎから徐々に盛り返せる場面も作れ、オウンゴールという形でしたが先制点を取ることができました。いや〜真瀬選手のランニング+ヘッドはシビれましたね〜。鎌田選手がボールを持っていたため、相手もサイドは少し手薄になっており、真瀬選手もスプリントできてフリーになれたと思いますし、パスを出す視野が良かったですね。自分たちの作った攻撃で先制できたことはプラスになりますし、喉から手が出るほど欲しい先制点を取れました。
追加点が欲しいところで、何度かチャンスを作ることもできていました。あまり前がかりになってカウンターを受けるリスクを下げるため、後で落ち着かせてボールを運ぶシーンもありましたので、コントロールしながら進めている印象を受けました。
相手に決定機を1回作らせたくらいでそのあとは特に相手のゴール期待値を高めるようなことはなかったと思います。序盤にFKを多く取られていたので、少し怖かったですが。
後半は序盤からベガルタが主導権を握りにいき、ボールを持てる時間が前半よりは多くなったと思いました。できるだけ早い時間帯に追加点が欲しいところで、郷家選手が取ってくれましたね。得点のシーンは自分たちから奪い、そこからのドリブルで上がっていくのがテンション上がりましたね。相良選手が引き付けてくれたからこそ、相手に当たる運要素もありましたが、そこは頑張った人にボールが来るという感じだったと思います(オカルト的ですが)。
大分は長沢選手を入れるなど、高さも加えた攻撃を仕掛けてきて、クロスは怖かったですが、ベガルタもこれまでの反省を活かしてしっかり守備ができていたと思います。3点目を取りに行っている時間帯もエロン選手の煽りが印象的で、頼もしい存在になったな〜と思いました。シーズン序盤は出る機会が少なかったですが、フィットした後のエロン選手は献身的ですし、ゴールも取れて勢いがあると思います。
最後の最後で相手FKを直接決められて失点しますが、2-1で勝利して自力でPOを決めることができました。最後のFKは相手を褒めるべきですが、やはり終盤のタイミングで自陣でのファールは避けたいところですね。甲府戦や長崎戦を思い出します。
さて、これで6位フィニッシュ。22年は7位で涙したPO進出。23年はそれどころではなく16位。そこから這い上がったと思います。今シーズンはゴリさんに牽引されてきたかもしれませんが、途中から守備⇨攻撃のバリエーションを増やすシフトもして、得点力UPもついてきました。夏に長澤選手が移籍するインパクトはありましたが、皆でカバーしていたと思いますし、逆に夏の移籍で奥山選手を獲得できたのは大きかったのではないでしょうか。
POは長崎が相手です。ベガルタ仙台はレギュレーション上、準決勝・決勝をアウェーで対戦することになります。まずは、アウェー長崎を撃破してから考えることにしましょうかね。新しいスタジアムで気合も入っている相手に対して約3週間でどこまで仕上げてくるか楽しみです。
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