愛媛戦の感想 ベガルタ仙台#224

GWの連戦がスタートし、初戦の愛媛戦は引き分けでした。

感想

試合の入りはベガルタが良く、パスワークで相手を剥がしてCKを得る場面も見られ、ゴールに迫る回数も多かったです。この時間帯に得点が欲しかったですね。メンバーが入れ替わりつつも、しっかり仕掛けができていた印象でした。

愛媛はロングボールでベガルタの裏を狙う場面もありましたが、基本的にはボールをつないでくるスタイルで、ベガルタと似た形でした。10分過ぎからは相手の方が距離感が良く、ややオープンな展開に。真瀬選手と名願選手のサイドが狙われ、そこから相手に攻撃のリズムを与えていた印象です。相手は狙いどころが明確で、しっかり突いてきていたように思います。

左右に揺さぶりたい展開が続きましたが、ボールの出し手が武田選手に偏っていたことが、やや試合展開を難しくしていたかもしれません。多くの選手が受け手に回っていたため、良いボールが出ず、リズムも悪かったですね。自分からボールを出して、再度受けるような動きももっと必要だったかもしれません。

34分にはCKから失点しますが、その前のCKを与える流れからしても、相手に気持ちよくボールを動かされていた印象でした。CKは良いボールが入っており、マークを外されての失点は相手が上手だったと思います。40分前にはボールを回して相手陣まで攻め込みましたが、崩しからのフィニッシュやクロスまで持ち込めず、中央からのシュートに留まっていました。

ようやくチャンスが生まれたのが43分。宮崎選手のキープから、右サイドの真瀬選手を活かした良いプレーでした。さらに46分の崩しも良かったですね。前半の終盤にかけて、ようやくリズムが出てきた印象でした。

後半は攻撃のギアを上げるべく鎌田選手を投入してスタート。開始5分で波状攻撃を仕掛けましたが、クロスやフィニッシュの精度を欠き、得点には至りませんでした。後半も相手の守備が堅く、なかなかボールを回せない時間が続きました。

57分のシーンはビッグチャンスでした。鎌田選手のロングフィードから宮崎選手の折り返しと、良い形を作れていました。60分過ぎからはパスをつないで相手ペナルティエリア内で崩すシーンも増えてきましたが、それでも愛媛の守備は堅かった。まるでこれまでベガルタがやってきた守備を、相手にやられているような印象でした。

選手交代をしながら縦パスを織り交ぜてゴールに迫りましたが、最後の一歩で相手の守備に阻まれ、得点は奪えません。81分の姿選手のシュートも「入らないか〜」と悔しいシーンでした。

そんな難しい展開の中、ジョージ選手のクロスから梅木選手の待望のゴールが生まれたのは、本当に嬉しい瞬間でした。昨シーズン加入以来、ゴールがなかっただけに、インタビューでの涙がその苦しさを物語っていましたね。

愛媛は前節で今シーズン初勝利を挙げたばかりですが、良いチームですね。J2では順位が下でも侮れず、「取りこぼし」という言葉は失礼にあたると思います。

試合は引き分けに終わりましたが、長いリーグ戦において「負けない」ことは非常に大切です。4月はまだ負けなし。GWの連戦は厳しいですが、4月最終戦となる甲府戦で勝利を挙げて、いい形で締めくくりたいですね。

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