大宮戦の感想 ベガルタ仙台#228

上位対決になったアウェー大宮戦は完敗でした。

感想

完敗という言葉しか思い浮かびませんでした。それくらい、何もできなかった試合だったと思います。

試合の入りはベガルタが良く、CKも取れていたので「15分までに先制できそうだな」と感じながら観戦していました。攻撃面では、ボランチに武田選手と鎌田選手が入っていたこともあり、後ろから繋ぎつつ左右に揺さぶる形が多く、相手の嫌がるところにボールが入る場面もありました。

しかし相手の守備は堅く、特に中央は高さがあって、セットプレーやクロスでは中でマークを外さないと厳しい印象でした。そして、相手がこちらに慣れてきたタイミングで失点してしまいました。カウンターに近い形でボールを運ばれましたが、中へ入ってきた選手をフリーで打たせてしまい、ポストに当たったボールを詰められて失点。防げた部分もあったかもしれませんが、バタバタした状態で、戻りながらということもあり、バランスが崩れていたように見えました。

この失点で焦りが出たのか、うまくボールを繋げない時間が続き、ベガルタの持ち味である強度も、相手の方が上回っていたように思います。ただ、攻撃面ではやってきたことをしっかりやれていれば、相手の守備を崩せる可能性も感じました。もちろん、実際のピッチでは立ち位置など含めて難しかったのかもしれません。2失点目も、シュートのこぼれ球が相手の正面に転がり、それを決められる形でした。2点とも流れの中での失点ではありましたが、相手にいい位置でボールが転がってしまい、決められてしまいました。

後半は選手を入れ替えて臨みました。ボールの動き自体は良くなったように見えましたが、苦し紛れのシュートが目立っていたと思います。相手のシュートブロックも良く、1歩目が速いため、シュートモーションに入るとすぐスライディングされる、という印象でした。

詩音選手や武田選手のシュートが決まっていれば流れも変わったかもしれませんが、どちらも枠内には飛んでいませんでした。スタメンの宮崎選手はマークが厳しく、自分のプレーが出せていなかったように見えました。また、途中出場の荒木選手を含め、後半は攻撃のバリエーションも増えて、惜しいシーンもいくつかありました。クロスの精度やペナルティエリア内でのクオリティも関係していたかもしれませんが、相手を崩して枠内にシュートを打てた本数がゼロだったのは、選手たちも苦しかったと思います。

自分たちが準備してきたことができず、もがき苦しんでいるように見えました。相手のスカウティングが良かったという見方もできるかもしれません。最後はサイドから崩され、中央でフリーになった選手に決められ、3失点目を喫しました。これまでの失点シーンでも多かったように、クロスからの失点です。ここ数年、ベガルタはクロス対応が課題となっており、相手にとっては狙いどころになっているように感じます。もちろん、クロスを上げさせない守備が第一ですが、中での対応力を改善することで、失点は減らせるのではないかと思いました。

さて、次は首位の市原との試合です。“鬼門”とも言われる相手ですが、ここで勝たなければ、後半戦に向けてかなり苦しくなると思います。下位のチームも勝点が詰まってきていますし、何より首位に離されたくありません。次の試合も現地で応援してきます。

今節は現地に行って応援してきました。満席のビジター席は声が出ていて迫力があったように思います。最後はブーイングではなく、チャントで鼓舞できたので良かったです。

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