みちのくダービーの感想 ベガルタ仙台#232

死闘でしたね。いわき戦以上の死闘だったと思います。

感想

みちのくダービーらしい、まさに「シーソーゲーム」そして「死闘」だったと思います。

今シーズン初の4得点を挙げた一方で、2回目の3失点。ただ、これまで在籍していた選手が言っていたように「ダービーは勝ってなんぼ」。とにかく勝利できたことが何よりでした。

この試合は水曜日の天皇杯に出場していないメンバー中心で臨みました。試合の入りから相手にボールを持たれ、回される時間が続きましたが、相手の最終ラインは少し緩く、パスミスも見受けられました。先制点はそのパスミスを奪ってのショートカウンター。エロン選手が3人を引きつけて放ったシュートがゴールネットを揺らし、最高の形でスタートしました。

しかし、さすがはダービー。一筋縄ではいかず、相手にカットインから同点弾を許します。守備が整う前に運ばれたボールを見事に決められ、GKもブラインドになっていたかもしれません。まさか前半15分以内に両チーム合わせて1点ずつ入るとは思いませんでした。

それでも選手たちに焦りはなく、特に右サイドの真瀬選手と石尾選手が起点となり、攻撃の回数を増やしました。真瀬選手のクロスの質も上がっており、そこから郷家選手の技ありのヘッドで勝ち越し!失点からわずか6分後というのが、ダービーらしい熱さを感じさせてくれました。

しかしその直後、相手の工夫されたCKから足が止まり、まさかのオウンゴール。これまでのダービーでも同様の形でやられてきましたが、今回はクロスを上げずに中へ切り込む形で、守備が対応しきれませんでした。

わずか20分で4点を取り合う展開に、すでにお腹いっぱいでしたが、そこからも両チームの攻め合いは続き、ベガルタもボール支配率とシュート数を伸ばしていきました。前半は2-2で折り返し、内容としては相手にボールを持たれつつも、しっかり守ってボールを回せていたと思います。

後半は大きな動きはなく、選手交代で流れを変えようとします。武田選手を投入し、攻撃に厚みを加えたものの、相手も3人投入して一気に勢いを増してきました。そして後半30分頃、痛恨の失点。クリアの甘さとセーフティな判断から、相手FWをフリーにしてしまい、頭で決められました。これが一番もったいない失点だったと思います。

しかし、誰一人諦めることなく、小林選手を起点に反撃。右サイドの髙田選手が放った低い弾道のシュートがゴールネットを揺らし、再び同点に。ピッチに撒かれた水でボールが走ったことも影響したかもしれません。相手GKも反応はしていましたが止められませんでした。

そして迎えた決勝点。小林選手のキープから得たFKを武田選手が左へズドン!思わず鳥肌が立ちました。2022年のやっさんのFKを思い出した方も多かったのではないでしょうか。選手がサポーターのもとへ駆け寄る姿に、このチームを応援していて良かったと心から感じました。

最後は全員守備で中田選手も奮闘し、存在感を示してくれました。結果は4-3の劇的勝利!失点の多さは課題ですが、何よりダービーで勝つことが一番大事なこと。しっかり反省しつつ、次の試合へ繋げてほしいです。

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