富山戦の感想 ベガルタ仙台#235

良い試合をした後に燃え尽きる、そんな感じでしたね。

感想

前節の激闘で燃え尽きたのか、特に前半はベガルタがほとんど何もできずに終わった印象でした。
富山はしっかり準備してきており、コンパクトなプレスで中盤でボールを奪っての攻撃を主体としていました。ベガルタは相手の守備を崩し切れず、セットプレーからの失点も重くのしかかりました。

ベガルタは相手がプレスで仕掛けててきている際の裏のスペースを活かそうと、小林選手やエロン選手が対応していましたが、効果的なボール供給が少なく、GKに回るシーンが多かったのがもったいなかったです。ビルドアップもサイドがピン留めされて深く侵入できず、全体的にもどかしい展開が続きました。ようやく35分過ぎに郷家選手のシュートに繋がる攻撃がありましたが、前半は選手間の距離感も悪く、連携がうまく機能していなかったように見えました。

後半は髙田選手が入り、サイドを揺さぶるなど攻撃にリズムが出てきました。ボールを保持しながらチャンスを作りましたが、決定機までには至らず得点は奪えません。印象的なシーンは2つ。
1つは流れの中で荒木選手がGKと1対1になりましたが、ゴール隅を狙わず正面だったためキャッチされてしまいました。もう1つはセットプレーの流れから小林選手がヘディングで合わせましたが、惜しくもバーに弾かれました。この日はなぜか運に見放されているように感じました。

髙田選手のミドルシュートもGKのファインセーブに阻まれ、後半はほぼワンサイドゲームとなりました。富山側も苦しい試合でしたが、それ以上にベガルタの攻撃にアイディア不足が目立ちました。また、途中投入の相良選手が得意の角度からシュートを放ちましたが、ゴールを奪うには至らず。
終盤のパワープレーでもクロス中心の単調な攻撃に終始し、中へ切り込みながらワンツーでマークをずらすような工夫が見られなかったのは残念でした。相手に守りやすい攻撃を許してしまった印象です。ベガルタの課題かもしれませんが、攻撃にバリエーションが欲しいといいますか、アイディアが欲しいといいますか、得点の匂いがするような攻撃を仕掛けて欲しいと思っています。

結果は0-1での敗戦。満員のユアスタで勝利を掴めず、今シーズン4敗目となりました。ただし、上位陣も敗れる試合が多く、順位に変動はありません。次の試合が終わるとサマーブレイクに入ります。7月はシーズン前半の最後の戦いとなるので、ぜひ勝利で締めくくってほしいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました