札幌戦の感想 ベガルタ仙台#244

みちのくダービーに勝利して勢いに乗りたいところで、しっかり勝ってくれましたね。

感想

2試合連続で複数得点、しかも今回は3ゴール。夏場に課題だった「2点目が取れない」状況をしっかり克服しつつあることを感じさせる試合内容でした。

スタメンには荒木選手や武田選手が不在で、代わりに山内選手らフレッシュなメンバーが先発。試合開始からベガルタが主導権を握り、ボールを丁寧につなぎながら落ち着いた立ち上がりを見せます。相手も一歩目が速く、もたつけばすぐにボールを奪われる展開でしたが、守備陣は冷静に対応し、オフサイドをしっかり取るなど集中した入りでした。特に前半30分までの失点が課題となっていた中で、その時間帯を無失点で切り抜けたのは大きかったです。

攻撃面では右サイドの真瀬選手を起点とした仕掛けが光りました。先制点はサイドチェンジから。右から左へ大きく展開し、ペナルティエリア内でワンツーから抜け出した相良選手が冷静に流し込みました。フリックでテンポを上げたことで相手GKも飛び出せず、見事な崩しからのゴールとなりました。

2点目は前半終了間際、山内選手のFK。今シーズンは武田選手の豪快なFKが印象的でしたが、このゴールも間違いなく記憶に残る一撃。ラストワンプレーでの得点は、試合を優位に進める上で非常に大きかったです。

後半は一時的に押される時間帯もありましたが、全体の距離感を保ちながら落ち着いてゲームを進めます。相手が外国籍選手を投入し、パワープレー気味の攻撃を仕掛けてきた終盤、逆にカウンターから決定的な3点目。

この得点では、中田選手がペナルティエリアで体を張ってボールを収め、相手DFを引きつけたことでスペースが生まれました。最後は鎌田選手の「流し込むだけでいい」という絶妙なラストパスを石尾選手が決め切り、試合を決定づけました。怪我から復帰した石尾選手が結果を出せたのも嬉しい内容です。

守備陣も最後まで集中を切らさず、GK堀田選手の安定感あるプレーも光り、3-0のクリーンシートで試合終了。内容・結果ともに申し分ない一戦となりました。

勝ち点は54で4位のままですが、下を向くと差が詰まっており、負けたら順位は入れ替わるでしょうし、自動昇格圏から離れることは間違い無いです。次は大宮戦。前半戦の借りを返し、さらに勢いをつけていきたいところです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました