ベガルタ通信63

Jリーグが再開されましたね。第23節のセレッソ戦を振り返りましょう。

第23節の結果

第23節はアウェーでセレッソ大阪戦でした。結果は0-0で引き分けとなりました。

このところ勝ちがないベガルタですが、今節も勝利とはなりませんでした。

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試合前フォーメーション

https://www.jleague.jp/match/j1/2021/080904/live/#formation

今節は台風の影響があり、スタジアムは風が強い状況でキックオフとなりました。

前半は風下となったベガルタですが、相手のロングフィードに対して対応していました。

今シーズンを象徴するように相手がボールを握る時間が長い中で、また、相手が3バックシステムということもあり、サイド攻撃に厚みが出て、受ける形となりました。

受ける形になったとしても、中盤は3枚のラインを組んで守備をし、攻撃の起点を抑えながら、遅らせるなど対応をとっていました。

危ないシーンを作られましたが、しっかり防いでいました。

攻撃面は、右サイドの真瀬選手の上がりが際立っており、自らペナルティーエリア内に持ち込むシーンもあり、なんとか糸口をつかみたい意図が伝わりました。

しかし、前半はシュート2本で終わるという結果に終わりました。2本ともセットプレーからのシュートになります。

また、ボランチが富田選手とフォギーニョ選手ということで、攻撃の組み立てというより、守備に重きをおいた布陣になってたこともあり、攻撃のチャンスはあまり多くありませんでした。

後半は風上になりましたが、前半同様にうまくボールを保持する時間が取れませんでした。その中でも左にオッティ選手が入った66分過ぎに、少しだけ攻める時間帯がありました。

左サイドのオッティ選手を使いたいところですが、相手ブロックが揃ってしまうと、なかなか攻撃の糸口が掴めないのが、今のベガルタを象徴しているのかと思いました。

今節はCBが平岡選手ではなくアピ選手になりましたが、前半から守備の精度が高く、相手の攻撃を後半も防いでいました。守備に関しては十分相手の攻撃に対して蓋をしたのではないかと感じました。

さらに、左サイドの石原選手は相手の坂元選手とのマッチアップで、後半は抑えていたのが印象的でした。起点になるシーンは少なかったと思います。

さて、攻撃はということで、76分頃に3枚選手を入れ替えて、攻撃の活性化をはかります。

交代が実を結び、ベガルタの時間帯が続きます。セカンドボールが拾え、中央〜右サイド中心に攻撃を組み立て、右サイドの真瀬選手のマイナスのクロスや上原選手のアイデアのある真ん中からの浮き球が入り、得点の匂いがしてきました。

決定機は、90分に訪れました。上原選手が中央からミドルシュートを放ち、相手GKが弾いたところに西村選手が詰めて、シュートを打ちましたが、ポストに弾かれ、ゴールは決まりませんでした。

ここを決めるかが勝負の分かれ目だったと思いました。

相手も足が止まってきていた時間帯だけに上原選手のミドルは強烈で、うまく西村選手が飛び出したのは良かったです。

ただ、最後は決め切る力がなかったということでしょうか。

前週のガンバ戦に引き続きですが、左サイドのオッティ選手が孤立しているというか、攻めの起点になかなかなれていないのが気になります。

左右の揺さぶりに貢献してくれましたが、攻撃に繋げる裏への抜けはタイミングが合わず、もったいないシーンが数回ありました。

選手間でのコミニュケーションをしっかり取って、より精度の高い攻撃を見せて欲しいと思います。

今節、負けなかったことをポジティブに捉えたいですが、正直、今の順位を見ると、勝ち点3じゃない厳しいと感じています。

次節はホームで横浜FC戦です。4月の雨の中引き分けた相手です。順位も迫ってきています。よって、しっかり勝ち点3をゲットして、8月いい波に乗っていきたいものです。

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