ベガルタ仙台#245

上位との重要な戦いで負けとなりました。

感想

大宮との直接対決は惜しくも敗戦となりました。ただ、個人的には悲観する内容ではなかったと思います。
確かに、この時期の上位対決での黒星は痛いという見方もあるでしょう。しかし、私はまだチャンスは残っていると感じていますし、この負けをしっかり噛み締めて次に繋げてほしいと思います。

試合は、前半から相手が積極的にセカンドボールを拾って繋いでくる展開で、ここ2試合ベガルタが得意としていたスタイルを逆にやられてしまう形になりました。そのため、思うようにボールをつなげず、攻撃のリズムを作ることが難しかったです。スローインやゴールキックからのボールも相手に奪われる場面が多く、攻撃の起点が作れませんでした。
失点は、そのスローインから奪われた流れで生まれたものでした。もう少しボールを大切にプレーしたかったところですが、相手の出足も早く、判断を迫られる場面が続きました。

ただ、その失点をきっかけにベガルタのスイッチが入り、前半終盤は押し返す展開に。相良選手のトーキックシュートは惜しくも相手GKの好セーブに阻まれましたが、非常に良い形でしたね。CKも複数本獲得しましたが、あと一歩得点には届かず。前半のうちに追いつきたかったですが、山形戦のように後半で逆転できると信じていました。

後半は立ち上がりにピンチを迎えます。判定は難しかったものの、ペナルティエリア内でのファウルを取られてPKに。しかし、ここで堀田選手が渾身のセーブ。その後のこぼれ球の対応まで完璧で、スタジアム全体が沸きました。

この流れをそのまま得点につなげたのは素晴らしかったですね。途中出場の武田選手や荒木選手がリズムを作り、相良選手のシュートのこぼれを郷家選手が難しいワンバウンドで見事に決めました。スタジアムの雰囲気も一気にベガルタ側に傾き、「ここから行ける」と誰もが感じた瞬間でした。

しかし、その後に痛い場面が訪れます。石尾選手のパスミスから相手にボールを奪われ、井上選手が止めに行った時にスライディングで相手を削った形になり2枚目のイエローで退場。ピッチも滑りやすく、不運な面もありましたが、ゴール前での不用意なミスは避けたいですね。
10人となった中でも、守るだけでなく、カウンターから勝ちを狙いに行く姿勢を見せたのは本当に頼もしかったです。ただ、相手のクロス対応の場面で一瞬足が止まり、そこを突かれて失点。セルフジャッジ気味になってしまったこともあり、スペースが空いてしまったのが悔やまれます。

それでも、最後まで1点を追いかけ続けた選手たちの姿勢は誇らしく感じました。
監督交代直後で勢いのある大宮に対し、10人で最後まで食らいつき、1点差で終えたことは胸を張れる結果だと思います。一つ間違えば相手も退場になっていたかもしれませんが、それもまたサッカー。受け入れて次に進むしかありません。

次節はアウェーで大分戦です。
夏場以降の課題である「下位チームにしっかり勝ち切る」ことをここで実現して、勢いを取り戻してほしいですね。ホームに戻る時には、また笑顔で迎えたいです。

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