藤枝戦の感想  ベガルタ仙台#236

中断前の藤枝戦は、勝ちきれずに引き分けでした。

感想

先制されてから逆転することはできず、1-1の引き分けに終わりました。アウェーでの藤枝戦は、やはりなかなか勝てませんね。前節は無得点に終わっていたので、今節で1点を返せたことは“進歩”と捉えています。

試合の入りはベガルタの方が良かったと思います。相手の攻撃をいなしながら、自分たちもボールを握れており、主導権を握るような時間もありました。ただ、中盤でのパスミスやボールロストが目立ち、そういったミスから守備の陣形が整わず、マークがずれたところで失点してしまいます。失点まではしっかり耐え、チャンスも作れていただけに、自分たちで苦しくしてしまった印象でした。

攻撃面では、相手のブロックに対してやや窮屈な展開ながらも、CKを得るなど敵陣に深く入り込めていたのはポジティブ。前節より相手DFの裏を狙うシーンも増えており、トレーニングの成果が出ていたと感じました。前半最大のチャンスはロングスローの流れから。決定的な場面でしたが、相手GKのスーパーセーブに阻まれ得点ならず。惜しくも0-1で前半を折り返します。

そして後半、立ち上がりに奇襲とも言える攻撃が炸裂します。サイドに散らしてからのクロスに郷家選手が反応し、シュートは一度ポストに嫌われるも、こぼれ球を冷静に押し込み、開始30秒で同点に追いつきます!
やはり、走ってゴール前に飛び込む選手にはチャンスが巡ってきますね。

そこからはベガルタが主導権を握る時間が続き、攻撃のテンポは良かったものの、最後の精度に課題があり、なかなか追加点が奪えませんでした。一方で、相手も再び攻撃の圧を強め、サイド・中央からボールを回され、枠内シュートも増えていきます。ゴールを許したかと思う場面では、ファウル判定でなんとか難を逃れましたが、非常に危うい時間帯でした。後半に入った鎌田選手は荒木選手の位置に入り、守備でも献身的に働きつつ、攻撃の起点にもなっていました。武田選手が一列前に上がるなど、流動的なポジションチェンジも見られ、攻撃のバリエーションが出てきたように思います。

そして再び決定機が訪れます。ロングスローから宮崎選手のすらしに、鎌田選手が反応。しかし、これもGKに阻まれてしまいます。ロングスローからの得点機会が2度あったのは、今後に向けての好材料ですね。終盤には髙田選手に代わって石井選手が投入され、彼の持ち味である左サイドからのクロスを何本も供給。グラウンダーのクロスもあり、バリエーションのある攻撃は非常に魅力的でした。中に小林選手や宮崎選手も入ってきており、今後の起用が楽しみです。

最後まで猛攻を仕掛けたものの、スコアは動かず試合終了。1-1のドローとなりました。
7月はわずか2試合しかない中で、勝ち点1のみ。結果として、7月は未勝利で終わり、順位も3位に後退してしまいました。ただ、上位との勝ち点差はまだ詰まっており、1勝が大きく影響する状況です。

ここで中断期間に入ります。次は、長崎、徳島と上位との直接対決が控えています。この中断期間を活かし、特に攻撃面の精度向上に取り組んでほしいですね。反撃の準備を整えて、中断後の巻き返しに期待しています。

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