土曜日に行われた第15節を振り返りましょう。
第15節の結果
第15節はホームで大分戦でした。降格圏内にいるチーム同士の対戦ということで、6ポイントマッチになります。
結果は、、2 – 1で勝利しました。これでリーグ戦2勝目となります。
試合前の予想フォーメーション
https://www.jleague.jp/match/j1/2021/052202/live/#formation
前半開始後、ボールがイーブンからややトリニータ側の保持となり、相手陣からのロングボールで中盤からベガルタ側での攻撃が続きました。
ただ、今節では、ボランチに富田選手とフォギーニョ選手が入っており、DFが弾いたボールを回収する役割を担っていました。
この采配が実を結びます。前半5分、ゴール前でルーズなボールをフォギーニョ選手が回収すると、右に展開していた氣田選手へパスします。
この時FWはすでに前線へ走り出しており、氣田選手が赤﨑選手へ斜めのパスを入れて、通ります。DFを引きつけながらも、西村選手へパスが通り、やや左側からシュートを放ち、ゴールとなります。
幸先よく、カウンターのような形で先制することができました。
この時、最初にパスを出したフォギーニョ選手が左サイドに流れ、DFをひとり引きつけたこと、また、赤﨑選手においては、DFを2人引きつけていたので、結果、西村選手についたDFは1人である程度猶予がある状態でボールを持てたことが良かったと思いました。
ただ、先制後、ベガルタのフォーメーションを狙った形の攻撃を受けることになります。
ベガルタは4-4-2のフォーメーションですが、トリニータは3-4-2-1というフォーメーションです。
こうなると、相手のトップ下(シャドー)とサイドバックがベガルタのサイドである程度自由に動くことができます。
ベガルタのサイドバックもカバーに入りますが、シャドーの選手に対応していると、マッチアップすべきサイドバックの選手をフリーにするということで、4-4-2の穴を狙った形で攻勢を強めてきました。
先制から7分後、ベガルタは相手陣でボールを奪いに人をかけますが、プレスがうまくいかず、相手の左サイドにボールが出ます。
この時、ベガルタの右サイドの選手はプレスに行っており、フリーの状態でした。
そんな中、トリニータの左サイドをうまく利用され、フリーでクロスを入れられます。相手選手の叩きつけるボレーを打たれますが、一旦弾くものの、ゴール前に残っていた長沢選手に決められます。
前半はトリニータの攻撃を受ける形で、耐え忍ぶ時間が続きました。ベガルタも攻撃したいのですが、イージーなパスミスや相手の守備に戻る時間が早く、うまく攻められない状況でした。
後半開始から、右サイドを真瀬選手に替え、ボールが収まるようになり、サイドからの攻撃が増えてきました。
そして、65分に加藤選手が交代で入ると、よりボールが収まるようになります。
トリニータの攻撃については、前半である程度理解できたのか、サイド攻撃で危ない場面はあったものの、しっかり守備ができていました。
75分、右サイドへの展開が成功し、真瀬選手から一旦、ボールが後ろへ下げられますが、再度、ボールを受けた真瀬選手がフリックし、マークがズレたところで、富田選手のクロスがゴール前に供給されます。
ゴール前には赤﨑選手がニアでマークを引きつけ、ゴール正面の加藤選手がヘディングでゴールを奪います。
待望の追加点で、2 – 1になります。
加藤選手のヘディングはGKの正面でしたが、打点の高いヘディングで、フリーで打ったこともあり、シュードに力があったため、GKも腕は触れているものの、勢いを殺せず、ゴールとなりました。
得点の後は、ベガルタ側での決定機は1回となりましたが、全員守備でトリニータの攻撃を凌いでいました。
また、新加入のフェリペカルドーゾ選手が交代で入りました。この選手は短い時間での出場でしたが、ロングボールを収められ、ドリブルもうまい、ブラジル仕込みのFWであることがわかり、今のベガルタに必要な救世主であることがわかりました。次節以降で得点をとって欲しいものです。
アディショナルタイムまでロングボールを多用したトリニータの攻撃を守り切り、リーグ戦2勝目を上げることができました。
次節は名古屋戦です。今節出場していない選手、出場時間が短かった選手がメインで出ることと思いますが、フロンターレ戦を思い出して、奮起して、アウェーで今シーズン、リーグ戦での初勝利を期待したいと思います。
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