中断前最後のリーグ戦を振り返りましょう。
第17節の結果
日本代表戦がある代表ウィークの中断前の最後のリーグ戦になったのは、ホームでのセレッソ大阪戦です。
第17節の結果は、、1 – 1で引き分けでした。
他チームの敗戦で勝てば降格圏脱出でしたが、一歩前進となりました。
試合開始前の予想フォーメーション
https://www.jleague.jp/match/j1/2021/053003/live/#formation
試合開始後から、セレッソがボールを持ち、ベガルタが後ろに重心を置いた形となりました。
セレッソのフォーメーションは3バックだったことから、トリニータ戦と同じようにベガルタのサイドバックとサイドハーフの間でボールを持たれる機会が多かったです。
ただし、中をしっかり閉めていたこと、相手が握っている時に前掛かりで行かないという判断もできていました。
一方、前半16分にボランチのフォギーニョ選手が筋肉系のトラブルで緊急で選手交代となります。
入った中原選手は中盤でボールを握った後で攻撃に切り替えることができる選手なので、攻撃の起点になっていました。
ベガルタは、サイドから攻撃を組み立て、特に左サイドから氣田選手や石原選手を起点として、西村選手が中央でシュートを放ち、クロスバーに阻まれるシーンがありました。
また、同じようなサイド攻撃から中央で赤﨑選手のシュートもクロスバーに阻まれるという惜しいシーンが2回ありました。
セレッソの方は、中盤で清武選手がフリーでボールを持てたため、攻撃の起点となり、ゴールが生まれそうな惜しいシーンが作られてしまいました。
ただ、前半は無失点で終えます。
後半は入りに気をつけたいところで、53分にゴール前でのファールからのフリーキックでゴールを奪われます。
相手の高さにやられた形でした。
その後、残り30分くらいのところでマルティノス選手とフェリペ選手が交代で入ります。
攻撃に重心を置くというメッセージを伝えた形でした。
しかし、その後、10分くらいはボールはセレッソが握る形となり、サイド攻撃、CKと攻勢をかけてきます。
ベガルタもGKを中心にデフェンスをしますが、特にセレッソの右サイドの坂元選手が起点となり、危ないシーンを作られました。
なんとか凌いで、さらに蜂須賀選手と加藤選手を入れて、サイドからのクロスも入れていくというメッセージがあるような気がしました。
そして、79分に左サイドを起点として、蜂須賀選手がクロスを入れます。オーバーかと思いきや、マルティノス選手がファーで追いついたと思いきや、右足で角度がない中、シュート。これがゴールに入り、同点になります。
このシーンは、折り返しかと思いましたが、折り返しをしていたら、相手選手が一人いたので、中にいいたフェリペ選手には入らなかったと思いました。
また、相手GKも引き出されて、少し意表をついたシュートだったのかもしれません。あの角度で入るとは思いませんから。
この同点ゴールの後、5分間くらいはベガルタがセカンドボールも拾え、攻勢を強めましたが、ラストの繋ぎなどの精度を欠き、ゴールは生まれませんでした。
そして、アディショナルタイムに入った時、、セレッソの左サイドから清武選手がカットインしてきて、ミドルシュートを放ちました。
昨年の決勝点を彷彿とさせるベガルタ側はトラウマのシュートでしたが、今回は右に外れました。
93分過ぎ、ラストワンプレーで、西村選手が長い距離をドリブルし、右サイドからペナルティーエリアに入ったときに清武選手の足がかかりますが、ノーファールで試合が終わります。
ここのシーンは、映像で見ると、足が掛かっている状況でした。ただ、西村選手はセルフジャッジをしてしまった部分はいただけないと思いました。
仮にですが、しっかり立ち上がり、ボールに行けば、ラストプレーなので、何か起こったかもしれません。
最後は残念でしたが、先制されながらも追加点を与えず、追いつけたのは春先の戦い方とは違い、折れずに攻撃ができるようになった点は非常に良くなったと思います。
ただ、点を取った後に自分たちの時間帯ができた部分で追加点が取れれば、良かったと思いました。
勝ち点1を取り、降格圏は抜けてはいないものの、上のチームにしっかり食いついている状況で中断はいい状態かと思いますので、天皇杯をしっかり勝ち、次節の鹿島戦で勝利して欲しいものです。
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