ベガルタ通信50

ACLの関係で水曜日に行われた試合を振り返りましょう

第20節の結果

連戦が続く中、ACLの関係で開催時期が早まった第20節は、川崎フロンターレが相手でした。

結果は、2 – 2で引き分けでした。王者相手に十分な勝ち点1ではないでしょうか。

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試合前の予想フォーメーション

https://www.jleague.jp/match/j1/2021/051203/live#formation

前半開始からフロンターレがボールを握る時間が続くと思っていた矢先、ベガルタの右サイドを突破され、簡単にゴール前にクロスを入れられて、仙台キラーの選手にヘディングで決められてしまう。

相手に対してまだ強くいけていない、ふわっとした時間だった。今シーズン、このように試合の入りですぐ失点が目立つ。

前半はベガルタ側に大きな決定機はなく、フロンターレに特にサイドでボールを握られることが多く、うまくスライドできない時間が続きました。

また、ボールは奪うものの、フロンターレの寄せに速さにボールをロストするシーンや、パスが繋がらないシーンもあり、前線でボールが収まりきらない状況でした。

ただ、攻撃時に左サイドに深く切り込み、CKを奪うというチャンスは作れていました。ただ、フロンターレのゴール前の守備が固く、セットプレーでゴールを奪うことはできませんでした。

後半は守備の意識、ボール奪取から攻撃への切り替えができるようになっていきますが、70分まで得点はありませんでした。

フロンターレも連戦の中、選手が代わっており、攻撃面で精度が低くなる場面やパスが流れてボールを繋ぐことができないというミスもあり、前半の得点のみとなっていました。

停滞した状況を打破したのが、ベガルタの氣田選手です。

GKのボールを皆川選手が競り勝ち、落ちたボールを氣田選手がドリブルでゴール前まで駆け上がります。

フロンターレの選手が3人以上張り付いている中で、シュートを打ちますが、相手GKにブロックされます。

ただ、ブロックのこぼれ球が、右サイドにいた中原選手に渡り、フリーでシュートを放ち、ゴール前にDFやGKが密集していましたが、ゴールが決まりました。

74分に同点に追いついたので、試合展開としてはわからなくなりました。

これで、停滞していた状況が一変しまし、フロンターレとしてはゲームを閉めようか悩む時間帯で、同点になったので、攻撃的な選手が投入されました。

フロンターレの攻撃スイッチが入り、83分にベガルタの右サイドからするするっとゴール前にボールを運ばれ、失点してしまいます。

守備の部分で痛いミスがあり、痛恨の失点となりました。というより、相手が上手だったということにもなります。

これで万事休すかと思った後半85分以降ですが、ベガルタがボールを奪い、前線でプレーする機会がしっかりありました。

CKからのビッグチャンスが巡ってきましたが、ゴールライン直前で赤﨑選手がちょこっと触ったボールは相手GKが咄嗟に出した足でブロックされます。

これで、チャンスは巡ってこないかと思いましたが、最後の交代でマルティノス選手が投入されます。

投入後は右から仕掛けを見せてくれていましたが、ゴールには結びつかず、時間が過ぎます。

最後にビッグチャンスが巡ってきました。フロンターレ選手からボールを奪い、中央で松下選手がオーバーラップしてきた照山選手にパスを出します。

ゴール前中央のマルティノス選手にパスが入り、素早いテンポで低弾道のミドルシュートを放ち、ゴールに吸い込まれました。

これで、2 – 2の同点になりました。

マルティノス選手のシュートは早く、観ていて目で追うのが大変でした。また、GKは横に飛んでいましたが、前でワンバウンドしていたこと、そもそもゴール隅だったので、届かないということで、GKがセーブするのが難しいシュートでした。

これで、ベガルタに加入後初得点になりました。

今節では、フロンターレにボールを握られながらも、守備では修正しハードワークでき、カップ戦中心のメンバーでしたが、2得点あげることができました。

時間はかかっていますが、戦術が浸透し、意思疎通も行えてきているのではないでしょうか。フロンターレらしくないミスもありましたが、そこも試合の内です。

さて、王者フロンターレにカップ戦メインメンバーで臨み、勝ち点1を持ち帰ることができました。

この勝ち点1を無駄にしないように、土曜日からのホーム3連戦はしっかり勝って、降格圏を脱出し対ですね。

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